2002/07/07 海外旅行とお薬
夏も始まり、海外へ旅行する方も多いのではないでしょうか。
海外旅行となると、荷物の準備や手続きなどで時間を取られます。
特に初めての人は、思いのほか準備に時間がかかり驚く方が多いと思います。

海外旅行に持っていきたいお薬
何事も準備が肝心です。
出発前に体調を整えるのはもちろん、常備薬などの準備も怠らないようにしましょう。
 
海外旅行に持っていきたいお薬を紹介します。
 胃薬、かぜ薬、鎮痛剤・・・日頃、飲み慣れたものを用意する
 虫除けスプレー・・・感染症を予防する
 日焼け止めクリーム・・・急激な肌の日焼けを防ぐ
 乗り物酔いの薬・・・飛行機、現地での移動で
 ビタミン剤・栄養剤・・・疲労回復
 そのほか持病の薬・・・血圧、糖尿、心臓、肝臓、ぜんそくなど

ちなみに、虫除けスプレーや蚊取り線香は旅行先で手に入るものよりも日本製の方が効くという話を聞きます。
下痢止めについては、冷えや緊張、水の変化などによって起こる下痢の場合と、菌の繁殖によって起こる下痢がありますので、用途によってお薬を選んでください。
病気は発病してからの対処も大切ですが、予防も重要です。出発前に体調がすぐれなければ病院で診察を受けてください。また、世界保護機関(WHO)が指定する予防接種必要区域、いわゆる伝染病に感染する可能性のある国に行く人は、予防接種をしなければなりません。
 
その他、持っていきたいもの
お薬ではありませんが、除菌効果のあるウェットティッシュも重宝します。屋台などで食事をする場合、食器やテーブルを拭いたりもできますよ。
衣類はかさばるため量を減らしたいところですが、目的地が熱い地域でも朝晩の寒暖の差が激しい場合もあります。また、空港や飛行機内では空調が効き過ぎている場合もありますので、長袖の衣類を1枚持っていくと重宝します。
 
生理日を変更するには
旅行中に重なる月経は女性にとっては大きな悩みのひとつでしょう。
ホルモン剤を服用することによって月経の時期をずらすことができます。
ホルモン剤を購入する際は医師の指示書が必要です。

周期の調節に用いられるホルモン剤はエストロゲン(卵胞ホルモン)とブロゲステロン(黄体ホルモン)を合わせたもので、月経を早める「月経周期短縮法」と、月経を遅らせる「月経周期延長法」との2通りがあります。

月経周期短縮法
服用を始める時期は、月経5日目、もしくは終了直後です。それから服用を続け、月経を起こしたいと思う2、3日前に服用を止めると、月経が早まります。
月経周期延長法
服用を始める時期は、月経予定日の5日ぐらい前です。それから月経を避けたい日まで飲み続けてください。服用を止めると2、3日後に月経が始まります。

注意としては副作用により、人によっては吐き気や不眠を催す場合もあります。しかし、長期にわたって連用しなければ身体への悪影響はほぼないといわれています。
医師とよく相談のうえ、服用してください。

(参考資料)
エルエル VOL.30



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