祇園の祭事

をけら詣り

12月31日夕刻~元旦早朝/八坂神社

大晦日の夜半から元旦の未明にかけて、八坂神社境内では「火縄どうどす」の呼び声とをけら火を求める人、手にした人でざわめきます。

をけらは、薬草の「オケラ」のことで、白朮と書きます。
疫病の神をオケラを焚いた煙で追い払うという古代信仰が、祭になって今に続いているのでしょうか。

八坂神社の鉄灯籠の神火を移したをけら火を、さらに縄に移したものを「吉兆縄」といい、京の家々では、この持ち帰ったをけら火を種火に、元旦の大福茶をわかし、雑煮を焚くのがならわしです。境内や参道は、消えないようにと、くるくると回すをけら火がきれいです。

お問い合せ: 八坂神社
電話番号: 075-561-6155
をけら詣り

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