祇園の歩き方

八坂神社

八坂神社は、素戔鳴尊(スサノヲノミコト)、櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)八柱御子神(ヤハシラノミコカミ)を祀る。

日本神話でも知られるように、素戔鳴尊はヤマタノオロチ(八俣大蛇=あらゆる災厄)を退治し、櫛稲田姫命を救って、地上に幸いをもたらした偉大な神さまで、八坂神社の歴史は、平安遷都の約150年前、斉明天皇2年(656)に、素戔鳴尊の神霊をこの地に祀ったことにはじまる。
のちに、神仏習合思想により、素戔鳴尊は祇園精舎の守護神・牛頭(ごづ)天王と一体視された。

平安京は、陰陽道による四神相応の地で、青龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)玄武(北)の神々に守られた土地。大地のエネルギー「気」を龍に見立て、「気」の集結する場が龍穴とされていて、青龍が守る東山に祀られた八坂神社の本殿下には、その龍穴があると伝えられる。

八坂神社はながらく「祇園社」、「祇園感神院」などと称していたが、神仏分離にともなって、明治4年(871)に「八坂神社」と改称した。
境内には疫病よけの神さまの、蘇民将来を祀る疫神社などの摂社や、縁結びの大国主社、商売繁盛の蛭子社、美容の美御前社、厳島社、太田社などの末社がならびたち、厚い信仰を集めている。

また、1100年余の伝統を有する八坂神社の祭礼である祇園祭は、日本を代表する祭りとして、世界的にも関心が高い。

住所 : 〒605-0073 京都市東山区祇園町北側625番地
電話番号 : 075-561-6155
URL: http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/index.html
 
詳細情報 :
自由参拝

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