祇園の歩き方

恵美須神社

恵美須神社は、土御門天皇の建仁2年(1202)に臨済宗大本山「建仁寺」の開祖である栄西禅師によって建立された。

栄西が帰朝の際、ゑびす神が航路の安全を守ったと伝えられ、栄西は建仁寺の建立にあたり、まず「恵美須社」を守護神として建てた後、建仁寺の建立にかかったと伝えられている。

ゑびす神、つまりえべっさんは「因幡の白うさぎ」で名高い大黒さん(大国主大神)のお子で、正式には八代言代主大神といい、古代信仰から海難、水難除けの神さまとして信仰され、また民間信仰として七福神の1人であるが、7人の中では唯一日本生まれの神さまである。

境内の二の鳥居には懸額の代わりにゑびす神の福箕と熊手がかけられていて、この熊手にお賽銭を投げて上手く入ると願いが叶うといわれている。

拝殿の天井には、堂本印象画伯による「招福龍」が描かれており、拍手がこだますることから「こだま龍」と呼ばれ親しまれている。

釣り竿と鯛を持ったお姿からもわかるように、魚漁を好まれ、魚と米穀等を物々交換することを教えたため、商売繁盛と航海安全のご利益で知られており、ゑびす神の誕生日である1月10日の「十日ゑびす」は多くの人で賑わう。

住所 : 〒605-0811 京都府京都市東山区小松町125
電話番号 : 075-525-0005
URL: http://www.kyoto-ebisu.jp
 
詳細情報 :
■参拝自由

ページ上部へ