祇園の歩き方

知恩院

知恩院は浄土宗の開祖法然上人が30有余年にわたって念仏の教えを説かれた京都東山の地「吉水の草庵」に始まる。

法然上人滅後、弟子の勢観房源智上人が報恩のために伽藍を建立し、法然上人の御廟、念仏の根本道場の基礎を築いた。

現在の伽藍は江戸時代になって、浄土宗の教えに帰依した徳川家によって整えられたもので、大小106余の堂宇からなっている。室町時代にかかる諸堂最古の勢至堂や、日本現存の木造建築の門の中で最大の規模をもつ三門をはじめ、御影堂、経蔵、大方丈、小方丈、唐門、大鐘楼、集会堂、大庫裡・小庫裡などは国宝・重要文化財となっている。

勢至堂の奥にある墓地には、徳川家康の孫の千姫の墓があり、その奥に良縁成就の濡髪(ぬれがみ)大明神がある。

御影堂の奥にある方丈庭園は、洛中随一の名書院といわれる大方丈・小方丈に面して広がり東山の美しい自然と調和している。

また知恩院には左甚五郎が魔除けに置いたといわれる「忘れ傘」や「鶯張りの廊下」、「抜け雀」などの七不思議がある。

住所 : 〒605-8686 京都市東山区林下町400
電話番号 : 075-531-2111
URL: http://www.chion-in.or.jp/index.php
 
詳細情報 :
■境内拝観自由、
庭園見学 大人400円、小中200円
3月~11月
9:00~16:10受付 16:30閉門
12月~2月
9:00~15:40受付 16:00閉門

TEL:075-531-2140(参拝受付)

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