祇園点景

八坂神社節分祭

舞妓さん登場 祇園さんの節分祭

如月は着物をさらに重ねる月「着更衣」だとの説があるほど。暦の上では早春とはいえ、2月の京は小雪の舞う日もあり、「春は名のみの風の寒さよ」の『早春賦』の歌さながらです。

とはいえ「節分」となると、社寺の参道は風の寒さにめげず押し寄せる厄除詣での人々で埋まります。

西の壬生寺の節分は、炮烙の奉納で有名。東の吉田神社は、赤鬼青鬼黄鬼が陰陽道の神々に桃の木の弓矢に射られて逃げまどう追儺式(ついなしき・鬼やらい)が見ものです。

古来から季節の変わり目、節目である節分には陰と陽が対立。生まれた邪鬼が災難をもたらすと伝えられてきました。これを追い払うのが各社寺で行われている追儺式であり、節分祭です。

例年、話題と人目を集めるのが八坂神社の節分祭。境内の舞殿では、前日の2日と当日の3日の両日、四花街の舞妓さん芸妓さんによる奉納舞が披露され、その後福豆撒きが華やかに行われます。

空くじなしで景品が当たる、福引券付きの福豆の授与があり、楽しみ満載。立春大吉がありますように。

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