八坂の塔
臨済宗建仁寺派に属する霊応山法観寺の高さ46メートル・純和様建築・本瓦葺五重塔(重要文化財)で通称「八坂の塔」と呼ばれる。
本尊として金剛界五仏を安置し、2階までは拝観も可能。
寺伝によると聖徳太子が如意輪観音の夢告により五重塔を建て、仏舎利三粒を納め法観寺と号したという。
またこの創建には古くから八坂郷を拠点としていた渡来系豪族狛人・八坂造がかかわるものと推測される。
現在の塔は永享12年(1440)に室町幕府六代将軍・足利義教公により再建されたものであるが、伽藍は応仁の乱で焼失し、塔と若干の堂宇を残すのみである。また木曽義仲の首塚が祀られている。
江戸時代は周辺に遊郭が建ち並び、遊女が塔を踊りめぐる「八坂踊り」が流行したと伝えられる。
脂粉を帯びたようにも見える立ち姿は、たおやかな山並みにしっとりと映え東山のシンボルとされている。
住所 : | 〒605-0827 京都府京都市東山区八坂上町 |
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電話番号 : | 075-551-2417 |
詳細情報 : | |
【拝観時間】 10:00~16:00 【定休日】 不定休 【拝観料】 400円 |