祇園白川
木の欄干のついた橋、その下を流れるせせらぎの音。
昔は川の北側にもお茶屋が立てこんでいたようで、新橋の西にある
『かにかくに祇園はこひし寝るときも枕の下を水のながるる』
という有名な一首を刻んだ「かにかくに」の碑は、歌人の吉井勇がよく通ったお茶屋「大友」の跡に建っている。
戦時疎開によって取り壊されるまで「大友」の座敷は白川の上に張り出して建っていたのだそうだ。
一時は景観を失った時期もあったが、地元の人の熱意が実り今では鯉が泳ぎカモが遊ぶ白川に戻っている。
春は枝垂れ桜が美しく、川面に柳が影を写し、秋は紅葉と一年を通じて情緒があふれている。
住所 : | 〒605-0085 京都府京都市東山区末吉町大和大路通四条上る |
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