目疾地蔵(仲源寺)
四条通りに面してそっとたたずむ小堂で正しくは仲源寺という。
鎌倉時代、四条橋の畔にあって鴨川の氾濫を救った霊験から、雨止み(あめやみ)地蔵とよばれていた。
また名前の由来は八坂神社、知恩院へのお詣りの人が、にわか雨にあって雨やどりをしたことからつけられたという説もあるが、当時は雨宿りをするのはこの寺以外にはなかったのだと推察される。
地蔵尊の前に立ってご尊顔を拝していると、右眼が涙に濡れたように光って赤く見えることから、眼病に悩む人の身代わりとなられたという伝説が生まれ、目疾(めやみ)地蔵尊の名が生まれたという説もある。
仲源寺には本尊以外にも重文の千手観音像や阿弥陀如来像など多くの仏像をお祀りしており、中でも瀬田の唐橋と同一素材で造られたという大黒天は、祇園の女将の信仰を集め、23日の縁日には欠かさず和歌山や神戸などからも参拝客がある。
住所 : | 〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側585竏鈀1 |
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電話番号 : | 075-561-1273 |
詳細情報 : | |
■参拝自由 |


