祇園祭のお話

山鉾巡行

七月十七日 九時~ 山鉾町~四条河原町~河原町御池~山鉾町

祇園祭は山鉾巡行が最大の見どころですが、八坂神社の神幸祭・還幸祭の神輿渡御が中心行事。山鉾は主役である神輿渡御の前を行く露払い的な役割なので、昭和41年に統一されるまでは、神幸祭の前祭と還幸祭の後祭の2回ありました。

長刀鉾を先頭に、くじ取りで決まった順に前祭の山鉾23基、後祭の山9基、あわせて32基が祇園囃子も賑やかに巡行します。

途中、四条堺町で京都市長による、くじ取り式で決まった巡行順位を確認する「くじ改め」があります。また四条麩屋町では長刀鉾の稚児が、四条通に張り渡した斎竹(いみたけ)の注連縄を太刀を振るって切り落とします。結界を取り外し、神域に入る儀式で、いよいよ神事としての山鉾巡行がはじまります。

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