若菜祭 1月7日

2024年1月7日(日) 八坂神社 

 

お雑煮も食べあきるころの七日には、春の七草入りの「お粥さん」をいただくのが各家庭でのならわしです。

この日は、八坂神社ほか各神社でも七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を神前に供え、疫病よけを祈願する神事がいとなまれます。

【問合せ】TEL/075-561-6155 (八坂神社)

初能奉納・かるた始め式 1月3日

2024年1月3日(水) 八坂神社 

 

初詣でにぎわう八坂神社では、3日午前9時から「初能奉納」が行われます。「翁」に続き「仕舞」が演じられ、天下泰平、国家安泰を寿ぎ、五穀豊穣を祈ります。

そして午後1時からは古式ゆかしく「かるた始め式」が行われます。

同社の祭神、素戔嗚尊(すさのをのみこと)が、櫛稲田姫命とのご結婚の際に「八雲立つ……」と詠まれた歌が日本で最初の和歌とされ、和歌の祖神とされることから始められた歳事です。

十二単におすべらかしの王朝衣裳に身をつつんだ姫たちの、奉納かるた競技が行われます。京のお正月ならではの風俗絵巻です。

【問合せ】TEL/075-561-6155 (八坂神社)

皇服茶(おおぶくちゃ) 1月1日~3日

2024年1月1日(祝)~3日(水) 六波羅蜜寺

 

六波羅蜜寺の元旦は、小梅と昆布が入った若水のお茶「皇服茶」のご本尊への供茶であけます。

開山の空也上人が、薬湯を病人に飲ませて、病気を平癒したという故事にちなみ、元旦に汲んだ若水で茶を点て、小梅と昆布を入れたのが皇服茶(大福茶)です。正月三が日には、この皇服茶と厄難除けのお札が授与されます。

また先着順で、弁財天福徳自在初稲穂が授与されます。

【問合せ】TEL/075-561-6980 (六波羅蜜寺)

大般若祈祷会 1月1日

2024年1月1日(祝) 高台寺

 

高台寺では午前11時から、これからの1年の魔除けと、世界平和、五穀豊穣、家内安全等を祈願して、大般若祈祷会が行われます。

また、7日までの初参りでは勅使門が開放されます。

【拝観料金】大人:600円・中高生:250円

【問合せ】TEL/075-561-9966 (高台寺)

初詣 1月1日~

2024年1月1日~ 各社寺

 

新年を迎え、新しい年の幸福と無事健康を祈って、八坂神社をはじめ各神社では元旦祭が営まれ、各寺院では修正会が行われます。

気分を新たに氏神様に詣り、またその年の恵方、吉運の方角の神社に詣って一年の加護を祈るので、恵方詣りともいわれています。

をけら詣り 大晦日~元旦早朝

2023年大晦日~元旦早朝 八坂神社

 

未明から行われる「をけら詣り」。

疫病を薬草の白朮(オケラ)を焚いた煙で追い払うという古代信仰が、今に続いているのでしょうか。

28日の鑚火式できりだされ、大晦日19時から行われる除夜祭が終わった後、境内に設けられた「白朮火授与所」の「をけら灯籠」に本殿内から「白朮火」が移される。

この移された「をけら火」を吉兆縄に移し、消えないようにくるくると回しながら家に持ち帰り、お雑煮の火種にすると1年間の無病息災が叶うと言われています。

参拝には神社から注意が呼びかけられています。

https://www.yasaka-jinja.or.jp/news/

【問合せ】TEL/075-561-6155(八坂神社)

除夜の鐘 12月31日

2023年12月31日(日) 各寺院

 

12月も大詰め、「煤払い」「冬至湯」や門松などの「飾りつけ」をすませた京の大晦日、洛中洛外にいんいんとこだまする鐘のなかで、撞木を撞く僧侶の数が17名という知恩院の大梵鐘の百八つの鐘は、煩悩解脱を祈るのにふさわしい荘厳さです。

撞き終わるまでが約2時間。人々の感慨をのせ、余韻を響かせながら、行く年ともども闇へと消えてゆきます。

知恩院 鐘の試しづき 12月27日

2023年12月27日(水) 知恩院 

 

除夜の鐘の試しづきが大鐘楼で行われます。

14時から本番さながらに、1本の親綱と16本の子綱で掛け声と共に重厚な鐘の音を響かせます。

 

【問合せ】 TEL/075-531-2157(知恩院)

京染正絹製香袋 干支「辰」

毎年恒例の干支の香袋です。

お香は華やかで甘い香りの「紅乙女(こおとめ)」を使用しています。

来年も良いお年になりますように心をこめて作りました。

価格 2,530円(税込)

豊田愛山堂 の詳細はこちら

空也踊躍念仏 12月13日~31日

2023年12月13日(水)~除夜(31日は非公開)午後4時頃~ 六波羅蜜寺

 

このお念仏は「罪業消滅」つまり1年間の中で知らず知らずに犯した罪業の消滅と、新しい年がいい年であることを祈るものです。

別名を「かくれ念仏」ともいい、鎌倉時代に弾圧からのがれるため、密かに行われていたのが、歴代住職の口伝のみで現代に伝えられているもので、その動作・所作は空也上人の当時のままを守っています。

重要無形民俗文化財に指定されています。

12月13日~20日・28日~30日の16時頃から約30分行われ、21日~27日は称名念仏が午前8時から厳修されます。

【問合せ】TEL/075-561-6980(六波羅蜜寺)

事始め 12月13日

2023年12月13日(水)祇園

 

事始めは京に伝わる古いならわしで、この日から正月の準備にかかることから、正月起こしともいったようです。

祇園甲部では芸妓・舞妓さんが一重ねの鏡餅を持ち、京舞の井上八千代師のもとへ、一年のしめくくりと、新年にむけての挨拶にいきます。

終い金比羅祭 12月10日

2023年12月10日(日)午前10時~ 安井金比羅宮

 

安井金比羅宮の1年を締めくくる最後の縁日です。

この日から新年の初金比羅までの期間、縁起ものの稲宝来の授与が行われます。稲宝来は、稲穂に松竹梅などを配した神札で、開運招福のお守りとして店頭や内玄関に飾ります。

また事前に予約された方にのみ、新年の縁起物の商売繁盛・宝の入船もこの日より授与されます。

【問合せ】 TEL/075-561-5127(安井金比羅宮)